2019-03-28 第198回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第2号
これは、今回の汚染がある前から計画されている作業なんでございますが、核燃料サイクル工学研究所の中で何カ所かに分散して保管されておりますプルトニウムをプルトニウム燃料第三開発室というところに集約保管をしようという計画でございまして、そのために、保管スペースをあけるために、プルトニウムを燃料集合体と同様の形態に加工する作業を行うという計画がございました。
これは、今回の汚染がある前から計画されている作業なんでございますが、核燃料サイクル工学研究所の中で何カ所かに分散して保管されておりますプルトニウムをプルトニウム燃料第三開発室というところに集約保管をしようという計画でございまして、そのために、保管スペースをあけるために、プルトニウムを燃料集合体と同様の形態に加工する作業を行うという計画がございました。
ことし一月末に、日本原子力研究開発機構がプルトニウム燃料の第二開発室、これの管理区域内で発生させました汚染については、極めて遺憾であると思います。 本件につきましては、私自身をチーム長といたしまして、原子力機構特命チームを計三回開催いたしました。そして、原子力機構の理事長より原因及び再発防止について直接聴取するなど、安全対策の徹底について指導を行っているところでございます。
本日は、今委員長からもございましたように、過去の教訓をしっかりと今後に生かしていかなければいけない、こういう思いで質問させていただきたいと思いますが、まず最初に取り上げたいのは、日本原子力研究開発機構の東海事業所プルトニウム燃料第二開発室における管理区域内汚染の事象についてであります。
例えば、二〇一四年三月に行われた核セキュリティーサミットの際の日米共同声明に基づきまして、原子力機構の高速炉臨界実験装置、FCAの高濃縮ウラン燃料及びプルトニウム燃料につきましては、FCAからの撤去を完了しております。
また、日本原子力研究開発機構、JAEAの研究炉の一つであります高速炉臨界実験装置、FCAのプルトニウム燃料の撤去が当初の予定を大幅に前倒しして完了したものと聞いておりまして、このように、直近のプルトニウムの保有量は減少しているところでございます。
その上で、前期十年の後半に完成を目標として原子燃料公社に再処理パイロットプラントを建設し、再処理の工業化試験を実施するといったようなこととともに、プルトニウムの燃料としての利用、これにつきましては、高速中性子増殖炉が最も有利だが、濃縮ウラン代替利用の研究開発を進める、それから、プルトニウム燃料の研究は、原燃公社及び原研にて特別の研究開発体制を設けて強力に推進、それから、七〇年代の前半に熱中性子炉への
軽水炉によりますプルトニウム燃料の利用、いわゆるプルサーマルでございますけれども、これは、高レベル廃棄物につきましては直接処分と比較しまして体積は四分の一に減容化される。また、その廃棄物が天然ウラン並みになる期間は十二分の一に短縮されるとされておりまして、この意味においても、軽水炉サイクル自体についても意味があると考えてございます。
○松下副大臣 MOX燃料の大事な原料ともなるプルトニウム、燃料棒ですから、それがウランとプルトニウムに分離されて、それで加工されてくるわけですけれども、その問題については、これはやはり政府が、国と国との間できっちりとした考え方で保管されるべきだというふうには思っています。実際は、事業者同士が相手としっかりと守秘義務を守りながら、しっかりと保管していくというふうであると聞いております。
○吉井委員 そこで、原子力委員長に伺っておきたいんですが、GNEP、これはもともと、MOX燃料を供給することなどを含めて、フィッションプロダクトを含むプルトニウム燃料ですと、それを供給するかわりに、原発後進国は核燃料の製造とか再処理施設の建設はやってはいけませんよ、この仕組みなんですね、全体としての。そのかわり、原発先進国の側で再処理とか高速増殖炉などはやっていきましょう。
そこで、あわせて伺っておきますが、通常の軽水炉と、そこで既にもう中性子で脆化している中でプルサーマルだといってプルトニウム燃料を燃やすこと、その場合で発生する高速中性子の数はどのように変化すると見込んでいらっしゃるか、伺います。
虚偽発覚を受けて、東京電力は、原子力発電所でプルトニウム燃料を燃やすプルサーマル計画について、お願いできる状況にはないと悲観的になっております。国の核燃料サイクル唯一の利用計画であるプルサーマルが、全く見通しの立たないものとなりました。
プルトニウム燃料による発電の高速増殖炉、いわゆる「もんじゅ」は、まだ実用化されず、最も大切な安全という問題が解決されていない現状、そして被曝労働者の悲惨な実態もあることから、代替エネルギーの重要さがますます強調されております。
一九九八年末の国内のプルトニウムの在庫量は、科技庁の原子力局核燃料課公表では、再処理工場内に五百三十七キロ、プルトニウム燃料加工施設内に三千五百九十六キロありますね。合計すれば四千百三十三キロとなるんですが、プルトニウムの在庫は大量であり、需給の現状から見れば余剰と思えるんですが、いかがでしょうか。これがまず一点です。
使用施設の中には、核燃料サイクル機構のプルトニウム燃料加工施設等、原子炉燃料の加工施設と同じ、あるいはそれ以上の危険度を持つ施設が含まれているのではないか。こうした施設については、今回加工施設について行われているような規制の強化がきちんととりなされることが必要ではないか、お尋ねいたします。
御指摘の核燃料サイクル開発機構のプルトニウム燃料加工施設もこの使用施設の範疇に含まれるものでございます。
今回の事故でも、アメリカのエネルギー環境調査研究所及び核管理研究所という二つの研究所から、プルトニウム燃料の使用は思い切るべきだという勧告が一致して寄せられています。 そこで、首相に伺いたい。政府は、安全行政に大きな弱点を抱えながら、その危険性が国際的にも実証されているプルトニウム方式になぜ固執するのですか。
、ずっと述べられてあって、「特に我が国では現在、プルトニウム燃料加工施設が増設され、第二再処理施設の設計が開始されるなど、大型の核燃料処理施設が増加しつつあり、臨界安全性の課題を正しく評価すべき時期にあるといえよう。」。これが一九八四年、つまりジェー・シー・オーの施設に国が安全マークをつけたときの状態を研究者はこういうふうに述べているわけです。
ですから、この点では、ナトリウム技術の問題とあわせて、プルトニウム燃料のあり方なども含めて、「もんじゅ」事故を契機として、本当は「もんじゅ」型の高速増殖炉でいいのかどうか、そういう検討というものを、やはり事故をやってとまっているわけですから、本来しっかり検討がなされるべきものだと思うのですが、大臣、こうしたことについてはどれぐらい検討してこられたのでしょうか。
それから、あと、プルトニウム燃料を使った炉心、制御性の問題でございますが、これは軽水炉等と同じでございまして、現在の大型の原子力発電プラントの設計というのは、当然、最小臨界量をはるかに超える量の燃料を炉心に蓄えておりまして、制御棒によって取り出すエネルギーの割合を調整する、制御するということで安定運転、安全運転を続けて行っていくわけでございまして、ナトリウム冷却型の高速増殖炉でも全く原理はそのとおりであろうと
それからロシアの方でございますけれども、実は、今運転中でございます原型炉BN600、これは高速中性子を使うわけでございますけれども、炉心自体がウラン炉心でございますのでウラン燃料を使っておるわけでございまして、MOX燃料を使って、プルトニウム燃料を使ってBN600を動かすかということにつきまして、今、日ロで研究が進んでおるという段階にございます。
例えば、「もんじゅ」の燃料と申しますのはプルトニウム燃料でございますけれども、その燃料は、この一〇〇の燃料だといたします、その二〇%ぐらいがプルトニウムでございます。したがいまして、八〇%ぐらいがいわゆる母材と呼んでございますけれども、ウラン238でございます。それで、今申し上げました二〇%程度のプルトニウムの部分のうち、分裂性プルトニウムのパーセンテージが三分の二ぐらいでございます。
先ほど稲川長官が、ウラン燃料とMOX燃料、プルトニウム燃料、値段的にはほぼ同等ですというお答えがあったのですが、素人で考えても、プルトニウムは再処理工程が入っているわけで、その分だけでも高くなるんじゃないかなと思いますし、同等というのはちょっと納得いかなかった。だから、私はある程度高くなっていると思うのです。
八一年七月二十日の原子力安全委員会の決定によると、プルトニウム燃料を使った場合の原子炉の立地評価上必要なプルトニウムに関する目安線量という中では、原子炉立地審査に際してある適当な距離を判断する際の目安線量をとる、これを考えるということになっているわけですが、私は、これは非常に大事なことであって、やはりここで問題があったときに、原子力災害に対処する地域防災計画を考えるときにも、それからそれに先立つ立地
今までは、原子力の施設につきましては、これは現在でも考え方は大筋は変わっていない点はございますけれども、核物質の防護の観点から、例えば「もんじゅ」のようにプルトニウム燃料を使うような施設、これは核物質の防護上、特別な配慮が必要でございます。
○阿部幸代君 先ほどの話で、商業再処理の経験がない日本が高速増殖炉のプルトニウム増殖やプルトニウム燃料の再処理を固定的に目指すのは無謀だということをおっしゃっていたと思うんです。それから、長期計画で期限を切って高速炉用の燃料再処理の試験プラントをつくるという計画まで進めていくというのは、これも私も拙速だなというふうに思うんです。 こんなふうにおっしゃっていたと思うんです。
○政府委員(加藤康宏君) 動燃発足当時、研究資源と申しますか、プルトニウム燃料につきましては公社の時代からやっておりました。それから、燃料につきましては動燃事業団は当初から能力があったと考えております。 原研にお願いしておりましたのは主として、炉物理と申しまして、中性子関係のそういうものをやっていまして、実験炉の核設計、そういうのには十分生かされていると思います。
○阿部幸代君 つまり、夢の原子炉とかいう表現があるんですけれども、そのプルトニウム燃料も使ったら再処理を毎度毎度やらなければいけない。